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ダイエットは体温と密接に関わっている

ダイエットと体温は、深い関係でつながっています。

結論から言うと、低体温や冷え症は脂肪が燃焼しにくい傾向にあります。その反対に、全身の体温が高めであれば、脂肪が燃焼しやすい体質といえます。体重を減らすことが容易になるということです。

全身に筋肉が多く付いている人ほど、寒い環境下でも、体がポカポカと温かいはずです。これは筋肉が熱を発しているため。また食事を摂ることによって、DITが発生します。食後には、体がポカポカとなりますよね?これは消化・吸収のためにカロリーを消費するとともに、余分なカロリーを褐色脂肪細胞が燃焼しているからです。たとえば唐辛子からカプサイシンを摂取すると、体が熱くなり、体温が上昇します。

このことから考えると、食べないダイエットをしている人は、体温を下げるので、ダイエットで痩せにくくなります。もっとも危険なのは、朝抜きダイエット。朝起きたときというのは、まだ交感神経に完全には切り替わっていません。起床している間で言えば、もっとも体温が低い時間帯です。

このときに朝食を摂ることによって、DIT(食事誘導性熱代謝)が発生し、体温が上昇していきます。朝食を摂らない朝食抜きダイエットをしている女性は、朝の低体温のまま、1日をスタートさせることになります。そうなると、なかなか脳と体にエンジンがかからないことに。その結果、1日中、低体温になってしまうのです。ダイエットと体温がいかに密接か、分かるでしょう。

反対に、朝食をまず摂ることによって、脳と体にエンジンがかかります。そうなるとエネルギー代謝が発生するので、脂肪が燃えやすくなります。朝食を摂れば、1日中体温が高い状態が続いて、脂肪の燃焼効率もアップします。

このようにダイエットは体温の影響を色濃く受けますから、できるだけ体温は上げたほうがよいのです。体温を上げるというと、着るものを厚着にする人がいますが、これはよくありません。皮膚表面の温度が上昇するので、体内が低体温になってしまうからです。

たとえばサウナスーツを着込んで、暑いのも我慢してジョギングしている女性がいます。これはダイエットを不利にするのみか、健康にも悪いのを知ってしましたか?ガンにかかる可能性すらあります。

というのは、熱放散ができにくいウェアを着て運動すると、当然、汗を多くかきます。気化熱によって、上昇した体内の体温を下げるためですね。しかしウェアを着込んでいると、湿度が上がるため、ジメジメして気化熱になりません。そうなると、ますます皮膚の表面ばかりに、血液が集中するようになってしまいます。

運動中は筋肉内の血流をよくしないと、運動効率が下がってしまいます。ところがウェアを着込んでいると、皮膚の表面ばかりに血液が行くので、筋肉に血液があまり行かなくなります。これが低体温をもたらすのです。体温が低いと、とくに空洞になっている臓器が、ガンにかかりやすくなります。冷たい空気に触れるからです。

ダイエットでは体温が高いほうがいいので、筋トレが有効ですが、そのときのウェアが大事になってくるのです。

そのほかダイエットで体温を上げるには、褐色脂肪細胞の活性化もポイントです。寒い場所にいると、体温を上げようとして、背中周辺に多い褐色脂肪細胞が活性化してきます。これが習慣になると、細胞が活性化するだけではなく、その数を増やしていきます。水泳選手やシンクロナイズドスイミングの選手の消費カロリーが大きいのも、褐色脂肪細胞が活性化されているからです。

水中では体温が奪われます。すると視床下部にある恒常性維持機構や脳幹部の体温調節機構が働いて、褐色脂肪細胞を活性化させるのです。体温を上げるには膨大なエネルギーが要りますから、長時間水中に入っている運動選手は、カロリーが高くなります。ですからダイエットで体温を上げたいのなら、温水プールではなく冷たい水中で泳ぐと、かなりの効果を見込めます。

ダイエットで体温を上げることは、当然、血流をよくします。リンパの流れもよくなります。そうなると足元の静脈血が速やかに心臓へと戻ります。またリンパも上手に回収されていきます。これが全身の血行促進につながっていくのです。血行がよくなれば、脂肪酸が速やかに細胞内まで届けられます。脂肪の燃焼効率がアップするわけです。

このようにダイエットでは体温が低いよりも、高いほうが有利に働くので、まずは朝起きたら朝食をしっかり食べましょう。その上で筋トレを取り入れたり、寒い環境に身を置くことが大切なポイントになります。

ただし食べ過ぎると、胃腸に血液が集まる時間が長くなるため、ほかの臓器が低体温になります。食べないダイエットは低体温の原因になりますが、必要以上に食べることも低体温をもたらすのです。1日3食、腹八分目にすることが、もっとも体温を上昇させる食べ方といえます。